読書の秋。

ええと。先日の金曜日はとてもよい日で。
あるぜんちんちきん一羽お買い上げでぱーっとやりました。
あるぜんちんちきんとはニンニクを鳥の腹いっぱいにつめこんだやつを
まるっと焼き上げたものなのですが。美味い。
しかしこの名称はやはり現地独自のものなのだろうね。


その勢いのまま一度行った事のあるラーメン屋さんへ。
…。やはりふらんちゃいずはあかんね という結論に。いやぁ。
あまりにも美味しくなさすぎでした。思わず「あれっ」と声に出てしまいましたが。
前回食べた時はうわーなつかしいぃぃぃ とか思って喜んだのですけど
どうやら今回作った方が違うようで。きっとバイトさんのシフト制なのでしょうね。
しかし。同じ店なら作った人が違っててもある程度は味保てるでしょうに。どういう事かしら。
ていうか。麺がぼさぼさにかたまってた時点でもうアウトでした。
京にある森のキッチンを思い出しました(何)。←今は名前が違いますが
がっかりする恋人氏。あぁ。恋人氏がラーメンを残す所、初めて見ました。驚愕。



ステンシル、初めて市の図書館へ赴きました。
思っていたよりは本があって嬉しかったです。
という訳で会員になりまして。あれこれ借りて参りました。
しばらくは読書の秋という事で。
日曜日には恋人氏もお連れしたのですよ。氏はよい図書館だと喜んでおられましたが。
現地本(何)が山盛りありました。こどもの本も山盛りありました。
大学図書館とは違うほのぼのムードが漂っていまして。



さて。家にある本と借りてきた本を読み漁り。
ティム・オブライエン「ニュークリア・エイジ」。だいぶ前に文庫で買っておいて
ずっとほったらかしだった奴。文庫の後ろにちょろっと書いてある内容紹介を見て
読む気をなくしていたものでした。が。紹介文を参考にしてはいけないと思いました。
こういう商売(要約とかコピーとか)って難しいですね。中身は面白かったです。


野田秀樹「解散後全劇作」。全な割には出版年が98年だったので古めに感じましたが。
5作品入ってましたがやはり「贋作・罪と罰」だけ毛色が違ったなぁー…と。
主人公の女性がえらい事目立ってます(笑)。やはりこの人のために書いたのね、と。


宮塚利雄北朝鮮の暮らし」。氏所有の本ですが。
読んでてなんだか著者に不快感を抱きました。その元ってなんだろう言葉にしづらいなぁ
とか思ったのですけど、今ちらりと読み始めてる石丸元章平壌ハイ」の中にあった
とある文を見てその不快感がはっきりいたしました。
ちなみに平壌ハイにはこういう不快感を抱きません。初めから視点が違うからです。


庶民の苦しみとか悲惨な状況とか同情とか胸がつまるとかなんだかあれこれ言ってる割には
単なる北グッズマニアでレアネタを収集して喜んでるだけに見えてしまっている、と。
口に出してる思いがえらい嘘臭く聞こえる。こんなもんなのだろうか。ルポって。分からん。
そういうのを紹介して、そこからどうしたいのかが全然見えてきませんでした。自己満足〜。
グッズを紹介するだけならそれだけに留めて欲しかったですね。客観的な記録のみで。
紹介する事に意義がある・国の実体を物が雄弁に物語る みたいな解説もあり。
それなら紹介者が所々で顔を出すような内容の文にはしない方がよかったねぇ。
実際ご本人は本気で憂えているのかもしれないけども。この文章力では誤解も生むわいな
…とバッサリ言ってみた(毒丸出し)。この人大学の教授なんだそうね。テレビにも出てたね。

ニュークリア・エイジ (文春文庫) 解散後全劇作 北朝鮮の暮らし―浮浪児と美女軍団 (小学館文庫)