引越し。覚醒。
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もう2019年で。
娘は無事小学生となっている。はええ。
スなどは娘の親として茫漠たる日々を無為に過ごし、このままでいいかと独りごちていたのだが。
2018年の秋、立て続けに「実は好きだった」人が死去し。佐山さんとか片山さんとか前田さんとか。そういえば自分の母親が死んだのも59歳という若さで。
「あれっ時間ねぇな」
もうとっくに折り返し地点は越えているのである。このまま斜めに人生を見続けていても面白いことは一つもないのだと悟った。
ちる氏と共に生活するようになった時、生来の癖である物事を斜めに見るところが少しはまっすぐになるのかしらと思っていたが、どうやら別の方向に曲がっていってしまったようである。
ひとりで好きなもんを好きなように考えられてたらそれでよかったという環境じゃなくなってから、一度関心を持つと自分の時間がそのもの達に取られてしまい(←過集中タイプ)、日常生活をまともに送ることができなくなるだろうという危機感を常に抱いていたため、できるだけ興味のないフリをしてやり過ごし、なんなら本当に興味を失ってしまったりもしていたのだが。
そう。これからは今まで見ないように背を向け続けてきた「きっと自分が『すごく好き』なものに違いない」もの達を素直に愛することに決めた。
覚醒してからは心身共に軽いのである。軽い。何故そんなに負荷をかけていたのかい?
良いとか好きとか可愛いとか面白いとか。ポジティブな感情をオープンにできる対象が「小さきものたち」(娘・子ども・小動物など)に限定されていたところを、これからはドーンと「好きなものは好き・愛している」と高らかに宣言し残りの人生を突っ走ることにしたんだぜベイベー(誰)。時間ねぇんだよ。