ラオス珍道中記其の五 日本へ



ふと夜中に目が覚める。窓の外はしんとした闇が広がり、物音ひとつ聞こえない。耳を澄ますと、ひたひたと素足で道を歩く無数の足音が聞こえたような気がした。毎朝托鉢を繰り返す坊主の姿を思い浮かべながら、てめえは再びまどろんだ。




朝、ルアンパバーンの街を歩く。ふとにぎやかな一角があり足を向けると、ガイドブックには書かれていない朝市が開かれていた。




怪しげな買い物を済ませ、とある店で朝食を摂る。てんこ盛りになった野菜は入れ放題らしく、ミントを麺に浮かべてみた。観光客はどうやらてめえら二人だけであり、地元の人が麺を搔きこんだりコーヒーで談笑したりしていた。




朝食後は昔王様が住んでいた屋敷へ。ここは撮影禁止だった。




街歩きを名残惜しみ、メコン川のそばにあるレストランで昼食を摂る。



ルアンパバーンを後にする。こう見えてもラオス第2の都市である。




ルアンパバーン国際空港へ




バンコクエアウェイズで一路バンコク




タイ航空のラウンジで一服する。