はにーむーんベトナムラオス珍道中記其の四 ルアンパバーン二日目

ルアンパバーンラオス第二の都市で、長く首都として栄えた街だ。街並みは清潔に整備され、ところどころに美しい寺院が点在する。メコン川とその支流であるナムカーン川に挟まれた市街地は、そのまま街丸ごと世界遺産に登録されている。街全体がとても静かで、そこに住む人々も誇り高い。京都という街も、昔はこういう街だったのだろうが、いまや景観は破壊され、悲しいことに昔の面影はわずかにしか残っていない。ルアンパバーンはいつまでもそのままであってほしい。





前回滞在時は二度寝したために見学できなかった托鉢を、今回は見学することにした。幸い今回の宿は、托鉢が始まる地点から徒歩ですぐのところだったので、今回は二度寝をキめずに出かけた。


まだ真っ暗な街に、どこからか人が集まって来た。市街地から離れているホテルでは、宿泊客のバスでの送迎もやっているようで、何台かのバスが道端に止まっていた。





ワット・セーンという寺院の前で、ラオスの主食であるもち米をかごに入れ、托鉢僧を待つ人々。最近は観光客も増えてきたらしいが、地元の方と思われる方が多かった。





もち米をあらかじめ用意し服装も整えておけば、だれでも参加できるらしいが、敬虔な仏教徒でも何でもないてめえはあまりにおこがましい気がして参加せず、見学するだけに留めた。


道路際を歩いている女性は、托鉢に参加しようとする観光客にもち米を売っているようだった。





しばらくすると、橙色の袈裟を着た僧侶たちが列を成して裸足で歩いてきた。











中には小学生くらいの子もいた。ラオスでは、子が男の子であれば、子供のうちに何年かをルアンパバーンの寺に修業に出すことが普通に行われているらしい。





托鉢見学を終え、てめえらの宿に戻る。





宿に戻り、食堂で朝食。さっそくラオス衣装に着替えやる気の見られる女。朝食メニューはカオソーイ(タイ北部やラオスでよく食べられている麺料理)やお粥、オムレツなど数種類の中から選択制になっていた。





てめえはカオソーイを選択。ベトナムやタイでもそうだったが、東南アジアの麺料理は、トマトやライムなどでうまく酸味を利かせているのが美味いと思う。





スはお粥を選択。途中でてめえのカオソーイと交換して食べ比べたが、お粥の方が美味しかった。鶏の出汁がよく出ていたが、ブロイラーではないラオス地鶏だからだろうな。





朝食後、街中をてくてくと散歩。途中で見つけた喫茶店に入り、一服することにした。マドラー代わりに入っているのは、確かレモングラスだ。





さっき食べたばかりなのに、てめえは軽食を。いや、記憶が曖昧だが昼食だったかもしれん。内容はメコン川でとれたものとか地のものとか、要はルアンパバーン料理で、美味しく頂きました。





またてくてくと街中を歩く。のどかな風景だが、ここはさっきの托鉢地点から少し歩いただけのまさに街中で、決して郊外ではございません。どこまでも青い空が印象的。





いったん宿に戻ると、ラブリーなタオルがお出迎え。いやあはにーむーん(恥)。





前回の旅行では行くことができなかったクアンシーの滝に行く。ここはルアンパバーンから30kmほどメコン川沿いに下って行ったところで、ツアーバスがあったのでそれを予約し出かけた。





滝を目指し、気合の入る女。





滝へと至る道の途中に突然、熊の保護区があった。





木彫りの熊に、思わず心奪われる女。





熊とポーズをキめる女。





飽きずにもう一度ポーズをキめる女。なんか指名手配写真みたいや。
ていうか何故かひっそりとパンダが。





川沿いに歩いているうちに、小さな滝を発見。水の色が美しい。





思わず水辺に吸い寄せられる女。





何かを発見した女。





スの指さした先では、観光客らしき人々が水着に着替え、水と戯れていた。用意のいいことに青空更衣室も近くにあった。どうやら戯れポイントとして有名らしい。





さらに先に進む。どこまでも水の青が美しい。空気もすがすがしく美味い。
溢れるほどのマイナスイオンのシャワーを浴びる。





メインの滝に向かい、ますます気合の入る女。





先に進むと、メインのクアンシー滝に到着。写真の撮り方が悪いのだろうが、実物はもっと迫力があった。





滝の入り口に戻る。バスの時間までしばらくあったので、とりあえず焼き鳥とビールを。焼き鳥はその場で焼きたてのものが出てきた。ラオス地鶏は噛み応え十分でとても美味かった。





滝からの帰り道では、山間の村で休憩。民族衣装などを売っている家があった。村の中をぶらぶら散歩する。藁葺き屋根の家が続く。





セパタクローを楽しむ村の少年たち。





ルアンパバーンに戻ると、ナイトマーケットが始まっていた。





手作り感あふれる店が並ぶ。





あっという間に日が暮れる。モン族の人々の民族衣装が美しい。





宿に戻ると、猫がお出迎え。





宿の屋根の向こうには、満月が昇っていた。はにーむーんだからな(違)。





宿から少し歩いたところにあるレストランで夕食。今回の食事は黒いビアラオを注文した。





ラオス料理に舌鼓を打ち、満足気な女。たくさん写真を取った一日だった。