北京珍道中記其の弐 在紫禁城

いつからか漠然と夢見ていた。 いつか北京に行くことができたなら。 大学での第二外国語も迷わず中国語にした。ドイツ語を選択する学生が多かったが、てめえの足りない頭をいくら捻っても、将来的にドイツ語を使用する場面を思い浮かべることができなかった…

北京珍道中記其の壱 夢の跡

1988年10月15日。 学校の授業を終えた少年たちは、それまでにコツコツと貯めたなけなしの小遣いを握りしめ電車に乗った。近鉄から京阪に乗り換え、地下鉄を使って「ミナミ」へ。田舎町しか知らなかった少年たちにとって、地下から地上に出た目に映った「ミナ…

ラオス珍道中記番外編 千年の都故郷へ

無事日本へ帰国。往復ともにお世話になったタイ航空に一礼する。 その足で一路京都へ。 ろうそく型の京都タワーはいつ見ても変わらない姿を誇っていた。 京都駅からレンタカーを借り、京都の街を走る。気が付くと思い出の尽きない母校が見えた。 かつて住ん…

ラオス珍道中記其の五 日本へ

ふと夜中に目が覚める。窓の外はしんとした闇が広がり、物音ひとつ聞こえない。耳を澄ますと、ひたひたと素足で道を歩く無数の足音が聞こえたような気がした。毎朝托鉢を繰り返す坊主の姿を思い浮かべながら、てめえは再びまどろんだ。 朝、ルアンパバーンの…

ラオス珍道中記其の四 メコン川クルーズ

よく知られているように、ラオスは仏教国として有名であり、日常生活に仏教は欠かせぬ存在となっている。特に寺院の多いこのルアンパバーンでは、早朝の托鉢風景は有名であるが、この地が特別なのではなくラオス各地でも同様の風景が存在する。その一方で、…

ラオス珍道中記其の参 ルアンパバーンへ

普段は小説などを読む時間もなく、殺伐とした日々を送っているのだが、今回の旅のテーマは「のんびり」。なので、荷物が重くなることを承知で日本から何冊かの小説を持ち込んだ。一日観光したり食事したりした後は、メコン川の畔にある宿に帰り、ゆっくり読…

ラオス珍道中記其の弐 仏陀の楽園へ

朝は自然と目が覚めた。ホテルで朝食をいただき、向かうは「仏陀の楽園」。宿から地図を頼りにバスターミナルまで歩き、片道4000kip(50円)のバスを探していると、人懐っこいラオス人に声をかけられた。おい、どこへ行くんだ。ブッダパークか? じゃあ14番…

ラオス珍道中記其の壱 日本発ヴィエンチャン行き

ラオスに旅立つのは本当は昨年のはずだった。だったが、突然のカナダ熱に襲われ、遥かなるラオスは夢のように消え去ってしまったが、今年こそは悠久の地ラオスへ。憧れの、あの地へ。というわけで、こつこつと貯めに貯めまくったマイルを湯水のように使い、…

突然

絵日記が始まったな。 ぼんやりしているうちにたくさん写真をとられてしまっていたのだね。 カメラを持たせっぱなしにするのはよくないな…。 ちるさん何を思ったか(監督に触発されたな)去年めっさオフシーズンに 行ったカナダの記録をつけてますね。楽しい…

カナダ珍道中記其の八 最終日 ナイアガラへ

朝、トロント人の胃袋を担うセントローレンスマーケットへ。写真中央に見える店でサンドウィッチを購入するが、これまた美味。再度来店することを固く誓うが、いったいいつの日になることだろうか。 マーケットには様々な店が並び、ぶらぶら歩くが全く退屈し…

カナダ珍道中其の七 Toronto 2

ベタですがCNタワー。高さ553mを誇る。 上から見たトロントはやはり都会。 さすがにケベックと違い積雪はない。 ベタですがCNタワー展望台のガラス張りフロア。落ちていきそうな錯覚に陥る。 街中をぶらぶら散歩していると、突然の東京コールに驚く。

カナダ珍道中其の六 torontoへ

この日はトロントへ移動。着いたのは夜だった。 友人宅に遊びに行き鍋をご馳走になる。

カナダ珍道中其の五 Montreal 2

モントリオールのオリンピックスタジアムへ。 ケーブルカーで上まで上る。季節はずれのせいか他に乗客もおらず。 ケーブルカーを登りきった上から見える不思議な三角形の建物は、オリンピックのとき選手村として使用されたらしい。 眼下に巨大なカブトガニを…

カナダ珍道中其の四 Montreal 1

VIAの駅前で途方に暮れる。 駅中で発見した歯医者さん。 駅中で途方に暮れる。 この後、隣接するバス停よりモントリオール行きのバスに乗った。 ケベックではフランス語しか話せない人が意外と多く、英語が通じないことがある。いや、通じないふりをしている…

カナダ珍道中其の参 Quebec city 3 ふらふら街歩き。

宿の前の通りをふらふらと。 右側の赤い建物が今回お世話になったホテル。 昨日出会った芸術に近付いてみる。 フランス語でなんか説明があるがさっぱり分からず引き返す。 さらに街中をふらふら歩く。 豪雪に埋もれるLe Chateau Frontenac(シャトー・フロン…

カナダ珍道中其の弐 Quebec city 2 一日中ふらふら。

宿泊は旧市街地の中の小さなホテルを日本から予約した。 雰囲気も最高で、再び行く機会があればまた泊まりたい。 朝起きて、食堂で朝食を頂きふらふら街歩き。 向こうに見えるのはPorte Saint-Louis(サン・ルイ門) 昨日に続き、穴あきクロックスで外に出る…

カナダ珍道中其の壱 Quebec city 1 はじめましてフランス語。

昨年の冬、突然思い立ちカナダに旅立った。特に明確な目的もなかった。或る日突然「そうだカナダに行こう!」との考えが降りてきたのだ。 というわけで急遽休みを都合し、山のような仕事を同僚に押し付け、トランクに適当に荷物を詰め込み旅立った。成田に着…

1年かー

おい。放置してたら1年経ってしまったな。 というわけでここ最近のスの動向をここに列挙。 ・体重の増減は無い ・顔の面積が広がった気がする ・どういうわけか大学卒業生県民集会(何)の雑用係にされる(誰の差し金かは言わずもがな) ・大学同窓会の会費…

1年て。

さて。すっかり春な今日この頃である。こちらはやたらと天気が悪いが ぬるい空気が漂い始めている。うっかり半袖でも通せる日などがあったりして困る。 知らぬうちにもうすぐ3月であるよ。3月。 旧正月中に一度実家に帰ったりもしたのだが。 相変わらずな友…

ベトナム珍道中記 其の七 ハノイ満喫

ベトナム珍道中記 其の六 フエからハノイへ

この日は朝からお散歩。旧市街地へと続く橋を渡る。 船が並んで航行中。 この日の目標は市場をぶらぶらすることだった。ということでひたすらぶらぶらする。地元の方ばかりだった。 宿の前の店で一服する。 その後飛行機でハノイに移動。ハノイの宿も、フエ…

ベトナム珍道中記 其の五 DMZツアーに参加する

フエでは「DMZツアー」に参加することにしていた。DMZとは非武装地帯、つまり過去に存在した「南ベトナム」と「北ベトナム」の「国境」である。 朝早くからバスに乗ってのツアーとなった。途中大きな店に立ち寄り朝食になった。いくつかの選択肢から「麺」を…

ベトナム珍道中記 其の四 ホイアンからフエへ

そういえば前日に、ホイアンの仕立てやさんをいくつか廻っていたのだ。てめえはヤモリをワンポイント入れたシャツを作ってもらうことにした。スもいくつか注文をした。店に行ったのが夕方だったのだが「大丈夫、徹夜してでもあすの朝までには絶対に間に合う…

ベトナム珍道中記 其の参 ミーソン遺跡へ 

「なにも予定がないのであれば、ミーソン遺跡がおすすめだね。是非行ったほうがいい。ツアーの予約もしておいてあげるがどうする旦那?」と、ホテルの受付の兄ちゃんはてめえに話しかけてきたのはこの日の前日だった。正直今回の旅は行先なども行き当たりば…

ベトナム珍道中記 其の弐 とっととホイアンへ

朝起きて、宿近くの道をぶらぶらする。ちょうど通勤ラッシュの時間帯だったのか、バイクがやたらと多かった。しかし歩いているだけでいろんなものをどんどんと売りつけに来られるのには参った。タバコに始まり米兵が使っていたというジッポー(大変申し訳な…

ベトナム珍道中記 其の壱 サイゴンはもうたくさんです。

もうかなり以前のことになるので記憶も薄れかかってはいるが、何とか思い出そう。覚えているのは、この時も山のような仕事を同僚に押し付け、決して携帯電話に緊急コールの来ない(仮に来てもどうしようもない)国外脱出を企てたことくらいか。 行先は学生の…

あけました。

ぼやぼやしているうちに新年です。 いえ、ぼやぼやしていたわけではありません。 ぎりぎりまで通常勤務がありまして。 そういえば先月1ヶ月はずっと朝から深夜まで会社にいました。 残業代でないのにね。わー。 中旬に一度ダウンしましたし。無理やり半休で…

年末ですね。

皆様こんヴぁんわー。 というわけで、今日も散るもといチルがお送りします。 汁待ち(何)の皆様ごめんなさい。 どうでもよいが、今日のこちらは最低気温18度である。 そんなわけで、うっかり厚着していると少し動いただけで汗だくになってしまう。 全く困った…

せんどうおおくして。

放置していてだーいぶ経つ。ね。 知らないうちにもう11月も中旬である。どういう事だ。 スの近況はというと。 結局あれからせいしゃいんになって同じ所で働き続けているのであるね。 書くと愚痴にしかならない事だらけだったのでつい日記上ではなかった事に …

ぷち激動。

久しぶりにちる氏が荒らしに来ていますね(笑)。いや大歓迎なのですが。 ちるさんは職業柄人と触れ合う事が多いのでいろんな違いとかを見つけたりするのかしら。 スーパーの「けんさんぴん」陳列は圧巻なのですが。 こちらに観光などでお越しの際はぜひ現地ス…